看護師の世界のライフワークバランスって?

看護師のワークライフバランスとは看護コラム
トマミ
トマミ

ワークライフバランスって知ってますか?

聞いたことあるけどよく解らないです

 

子育て支援でしょ?それなら私には関係ないですよ

看護の世界でもワークライフバランスへの取り組みは行われていますが、実際自分の働き方や労働環境に変化を感じている方は少ないと思います。

 

ナコ
ナコ

ワークライフバランスってなに??なぜワークライフバランスへの取り組みが進んでいないのか。自分がワークライフバランスを向上させるにはどうしたらいいのか。について解説していきますね!

 

スポンサーリンク

ワークライフバランスとは?どんな意味があるの?

ワークライフバランスは、「仕事と生活の調和」と訳される言葉です。

内閣府は「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」 と定義しています。

簡単に言うと、ワークライフバランスとは個人それぞれのバランスで、仕事と生活の両立を無理なく実現できる状態のことです。

 

ワークライフバランスが向上するとメリットしかない!


生活が充実すると、仕事もうまく進んでいったり、またその逆もありますね。どちらかを犠牲にするのではなく、仕事と生活をうまいこと調和させて両方にいい影響を出していこう!という考え方が、ワークライフバランスです。

ナコ
ナコ

具体的なメリットを考えてみましょう!

働く人へのメリット

  • 家庭との両立が可能となる(育児や介護等)
  • 趣味やリフレッシュに時間を使い心身の健康を保つことが出来る
  • プライベート時間確保による人生の充実
  • 資格取得などの勉強・スキルアップに時間を使うことが出来る
  • 長く働くことが出来る
  • 業務に対するストレスの軽減

 

トマミ
トマミ

仕事とプライベートのバランスが取れると、職場へのストレスが軽減されるので「長く働きたい」「もっと頑張りたい」と自然と前向きな考えになっていくと考えられています。

 

事業所側のメリット

  • 働きやすさやモチベーション向上による離職率の低下
  • 労働環境改善による経費削減や業務効率化
  • ミスの予防
  • 企業イメージ向上
  • 人材育成によるサービスの質向上

もちろん事業所側にもメリットばかりです。
無駄をなくして、スタッフの時間を増やすことで、企業としての利益がとても多くなります。

 

 

看護の世界にもワークライフバランスってあるの?

看護協会の提言

日本看護協会は、個人のライフイベントに応じて働き方を選択できる「多様な勤務形態」の普及に取り組んでいます。ホームページのはワークライフバランスに取り組む理由がこう書かれています。

昼夜を問わず医療サービスを提供していくことが求められている医療現場において、結婚・出産の影響を受けやすい女性が大半を占める看護職が働き続けるには多くの困難が伴います。画一的な交代制勤務のために両立が困難となり、家庭の負担が大きい者は退職を余儀なくされます。働き続けたいのに辞めざるを得ない看護職、そして人員不足に悩む医療施設という二重の問題だけでなく、それが結果的に患者ケアの低下を引き起こすという悪循環が引き起こされます。
多様な働き方が実現すれば、これまで辞めざるを得なかった看護職が働き続けられることになります。様々なライフステージにある看護職が、互いの生活を尊重した環境の中で、仕事と生活を両立させることが可能となります。
引用:看護職のワーク・ライフ・バランスとは|日本看護協会

ワークライフバランス支援策


引用:看護職のワークライフバランス推進ガイドブック

看護職のワークライフバランス推進ガイドブックの中で、働く時間や夜勤回数などの勤務形態に関するもの制度の充実非正規職員の待遇経済支援子育て支援についての取り組み例について挙げています。

 

トマミ
トマミ

看護協会は力を入れていますね。
働く側としても、これが揃っている職場なんてとても理想的だと思います。

看護の職場での取り組みって本当に進んでるの?

実際に短時間正社員の制度を作ったり、夜勤の回数を選択できるようにしたりといった勤務形態に関する取り組みを行っている病院や施設はたくさんあります。

子育て支援や資格取得などの制度の名前を聞いたことがある人も多いと思います。

しかし、実際には制度を利用できている人はあまり多くなく、実際の現場ではワークライフバランスへの取り組みが出来ていないところが多いです。

看護師の職場で進まない理由

看護師の職場はチームで動いていることが多いですよね。

夜勤の回数を少なくする人がいれば、その代わりに夜勤回数を増やさなくてはいけない人がいる。
また、午前中だけの勤務の人が部屋持ちをしたら、午後は他のスタッフが請け負わなければいけなくなる。

このように、誰かのワークライフバランスを優先すると、誰かがその分負担を負ってしまうということが多くあるのが看護師の職場であり、その調整はとても難しいです。

 

ナコ
ナコ

この負担の差が、職場への不満や人間関係にも影響を及ぼすこともありますよね、、

色々な働き方を取り入れるためにはその分の人数を集めなくてはならないのですが、医療介護の現場はどこも人手不足であり、制度をとり入れるために、まずスタッフの人数を揃えなければいけないという難題もあります。

人手不足の事業所では、現場をまわすためにワークライフバランスに取り組みたくても出来ない。ということになってしまっているのが現実です。

 

まずは子育て支援からという所が多い

育休明けの働き方や託児所など、子育て支援を行っているところは多くなってきました。

看護師は結婚や出産を機に退職してしまうことが多いので、まずは子育て世代に支援を行い、スタッフの確保に努めている事業所が多いです。
しかし、こどもが小さい人への支援で止まってしまい、独身や子育てが一段落した人などのワークライフバランスまでに手を回すことが出来ていないのが現実となっています。

 

トマミ
トマミ

ワークライフバランスと聞くと、「子育て支援でしょ」と勘違いされている方が多いのはこれが理由の一つと考えられますね。

 

ワークライフバランスを向上させるにはどうしたらいい?

現在の職場での取り組みに参加する

ワークライフバランスを推進する委員会などに参加して事業所全体の取り組みに参加することができます。

また、身近な所では、業務改善を行って無駄な業務をなくしたり、効率化させることで残業時間を減らすことができます。制度を変更したりしなければいけないこともありますが、片付けをしたり新しいツールを使うなんてことも出来ますね。

勤務形態を変更する

勤務形態の変更を申し出ても、上司に説得されてなかなか変更してもらえないことが予想出来ますが、チャレンジしてみる価値はあります。

子育てや家庭の事情を理由に挙げると調整してもらいやすいので、そのような理由がある方は現在の職場で勤務形態を変更することをまず考えてみましょう。

トマミ
トマミ

職場を変えるより、慣れている環境でワークライフバランスを整えられる方が負担が少ないこともあります!

しかし、勤務形態を変更する時のネックは、2つ!

収入や待遇がさがる

夜勤を多くして日中働く時間を削るといった場合は給料があがることがありますが、手当がなくなることや賞与がさがるなどほとんどの場合で下がってしまうことを覚悟しなくてはなりません。
また、事業所によっては、福利厚生面(医療費補助や保養所・託児所の利用料金など)でのマイナスになってしまうこともあるので事務に確認をしましょう。

一緒に働いているスタッフの目
ナコ
ナコ

これが一番気になりませんか?
私はここが一番ネックになるなと思っています。

上でも述べましたが、チームで動いていることが多いため誰かに負担をかけることになってしまいます。

「あの人だけ特別扱い」「ずるい」などの声が聞こえてきたり、業務内容に偏りがでてきてしまったり、、、
そういった立場になってしまっている人を一度は見たことがあるのではないでしょうか。

実際は、今の職場で勤務形態の変更をしたいと思っていても、周囲のスタッフとの調整が難しいために転職をしよう。と考えてしまう人が多いのが現状です。

なかなか難しいですよね、、、(涙)

 

職場を変える

ナコ
ナコ

「今の職場では無理だな」と感じた場合は、転職を考えましょう。

勤務時間や働き方には余裕が出来たのに、給料はあまりさがらない。といった転職が可能になることがあります。

しかし、そういった求人と出会えることは多くないので、自分の中での絶対に譲れない条件を決めて、求人を探していきましょう!

ワークライフバランスにしっかり取り組んでいる事業所や、日勤だけで給与が高い働き方、企業や治験といったどちらかと言うとサラリーマンに近い勤務形態の事業所などの情報は、転職サイトが得意な部分です。

ナコ
ナコ

すぐに求人が見つからない場合もあるので、余裕がある時に相談しておきましょう!

ワークライフバランスについてのまとめ

仕事とプライベートのバランスがうまく取れた働き方が出来たらとても幸せですよね。
ワークライフバランスの向上は組織の問題である部分が大きく、個人の意識だけではどうにもならない部分もあります。

看護師は他の職業に比べて、仕事の選択の幅が広いので、今の自分の生活スタイルに合った職場を選んでいきたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました