看護師が不況に強い職種と言われるのはなぜなのか。

看護コラム

不況に強い資格と調べると「看護師」って必ず出てきますよね。

うん。よく見るけど、本当なのかな?なんでなんだろうね。

ナコ
ナコ

そうですね。色々な記事で不況に強いと言われていますね。

トマミ
トマミ

どうして景気に影響を受けにくいのかを考えてみましょう!

このサイトの筆者は?

筆者は転職サイトで働いた後に資格を取得した現役ナースです。
医療職を含めたいくつかの職種の転職サポートをしてきました!
病院や施設と一緒に仕事をすることが多かったので、
「転職サイトの中の人」「転職する側の看護師」「採用したい病院施設」
考えを理解しています。

でも今私は、現在看護師です。看護師の大変さ、理不尽さは身に染みて解っています。
私と同じ看護師が転職で損するのは見たくないと情報発信をしています。

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ナコ
ナコ

看護師が一番得する情報を、皆が言えずにいる本音や裏側をお伝えしています。

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看護師が不況に強いという声はネットにも多い。

リーマンショック後など日本の景気が悪い時も安定して求人数があるのが看護師という職業です。

コロナウィルスの影響で世界全体で不況になると言われていますが、そんなときだからこそ看護師という職業の強さを感じることができます。

 

トマミ
トマミ

不況の最中でも看護師の求人は溢れているのは事実ですね。

そうなんだぁ。なんでなんだろうな。

本当に看護師の需要は減らないの?

看護師はこれからも需要が増え続けると言われており、厚生労働省でも様々な試算がされ、対策がとられています。

 

2025年までに約182万人の看護職員が必要になるが、現状のままだと約7万人の看護職員が不足してしまうと想定されています。

(参考:第12回看護職員需給分科会|厚生労働省)

 

 

本当だ!全然足りないんだね。

ナコ
ナコ

そうなんです。なぜ看護師はこれからも足りないと想定されているのか解説しますね。

看護師が景気に左右されない理由①高齢化

我が国は、人口に占める高齢者の割合が増加する「高齢化」と、出生率の低下により若年者人口が減少する「少子化」が同時に進行する少子高齢化社会となっています。
約50年後までに、65歳以上人口はほぼ横ばいで推移する一方で、20歳から64歳の人口は大幅に減少し、高齢化率は10%程度上昇することが見込まれています。

引用元:参考資料・日本の少子高齢化はどのように進んでいるのか|財務省

高齢者の増加

2025年問題とは

2025年問題とは、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護などの社会保障費の増大が懸念される問題です。

2025年には、団塊の世代が約2,200万人を超えると予想されており、国民の4人に1人が75歳以上という、超高齢社会に突入します。

引用元:いちばんやさしい終活ガイド

 

トマミ
トマミ

高齢者が急増する一方で若い世代が減少しているので、労働力人口が減少してしまうんですね。

 

特に医療業界では、医療や介護を必要とする人(高齢者)は増加していくのに、そのケアを行う医療従事者の数が減少してしまうということが問題となっています。

 

高齢者へのサービス増加

高齢者が増加していくため、介護が必要な高齢者の数も必然的に増加します。一方で施設に入所できない人や自宅での生活を希望する人のために在宅サービスのニーズも高くなっています。

看護師は病院やクリニックだけでなく、介護サービスの中でも活躍の場が増えているのです。

 

トマミ
トマミ

平成18年からの10年間で介護施設で働く看護師は約60%増加しているんです!

めちゃくちゃ増えているんですね!

ナコ
ナコ

介護施設だけでなく、訪問看護・訪問入浴・デイサービスなどの在宅サービスでも看護師が必要になっています!

 

 

看護師が景気に左右されない理由②看護師の配置人数についての決まり

①人員配置基準

人員配置基準は、入院患者や入居者数に対して必要な雇用すべきスタッフの数のことを言います。

適正な医療・介護を行うために一定の数以上の人員を確保するために、医師・看護職員・介護職員などの人数が決められています。

ナコ
ナコ

基準を満たしていないと診療報酬や介護報酬が減額されてしまうので、人員を確保することはどの施設にとってもとても重要なのです。

②看護基準

病院に入院する際の料金は「入院基本料」を基本としています。

この「入院基本料」は患者さんの平均在院日数や看護師の人数などをもとに決められています。

看護職員を手厚く配置したり、平均在院日数が短い医療機関に対しては、診療報酬の「入院基本料の評価を高くするという仕組みがあります。
トマミ
トマミ

看護師が多いと手厚い看護を提供しているという一つの指標となるんですね。

救急を扱う病棟やリハビリを行う病棟などそれぞれの病棟には特色があります。
その病棟によって細かな基準が定められていますが、どのような病棟でも「看護師の人数」は重要な指標なのです。

 

 

まとめ

高齢化という日本の特長と病院や施設での施設基準という2つの側面から看護師の必要性を考えてみました。

人が病気やケガをするということに景気は関係ないので、その部分で需要が減ることはなさそうですよね。

 

私がサラリーマンを辞めて看護師を目指すと決めたのには、景気に左右されないということも大きな理由でした。

ナコ
ナコ

実際に景気がこれから悪くなるという今でも、就職先がなくなってしまうのではないかという心配はほとんどありません。

こうなってみて、改めて本当に看護師という資格の強さを感じました。

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