看護学校の入学式の日に、世界が180度変わってしまったことを実感して切なくなったことを覚えています。
そのギャップについていけず、入学当初はこんなの続けられないと何度も感じました。
特に最初の半年は人間関係も出来ていないのでとてもストレスがたまると思います。
社会人の方々が感じるであろう苦労やギャップがどんなものだったかをまとめてみました!
入学当初に感じたギャップ
①漢字が書けない
スマホやパソコンばかり使う生活だったのでいつの間にか漢字が全く書けなくなっていました。
書けなくなっているという自覚もなかったです。
私の学校は記録物の半分以上が手書き。そしてテストは、もちろん筆記です。
何をするにも漢字を調べなければいけないので全然進まない、、、、最初の数か月は地味に辛かったです。
まさかこんな所に落とし穴があると思いませんでした。
受験勉強の時からしっかりと文字を書くという意識を持っておきましょう!
②体力がない
ティーンはとにかく元気。アクティブ。
10代って素晴らしいと感じるとともに自分の衰えを実感することばかりでした。
体力だけでなく集中力もありますからとても効率よく勉強したので羨ましかったです。
若者が一日で出来ることが私には出来ないので、しっかりと休む時間を確保するために前もって準備をするようにしていました。
家事などは出来るだけ簡略化して時間を確保するように心がけました。
③若者と価値観が違う
そりゃ10代とは全く違った価値観をもっていますから理解できないことや衝撃を受けることがたくさんありました。
授業態度から生活面まで驚きであふれていました。笑
驚きだけだったらいいのですが、こちらにも影響があることも多いですからね。
そこをうまくやれるようになるまで時間がかかりました。
伝えた方がいいこととそっと見守っていた方がいいことの区別を考えるようになりました。
学校内に共感できる人がいるのは心強いですが、学校外でも愚痴が言える環境だとストレス発散にいいと思います。
④記憶力がない
提出物が多すぎて期限が解らない。先生の言っていたことを忘れてしまう。なんて日常茶飯事でした。
覚えておかなければいけないことが多すぎて管理出来ない!
もうメモを取るしかない。そして皆で協力して確認しあうしかなかったです。
使えるものは全て使ってモレのないようにしましょう。
⑤規則で縛られる生活に慣れていない
社会人って自由ですよね。自己責任で動いている部分が多いと思いますが、久しぶりに聞いた「校則」に縛られる生活が始まってしまいます。
看護学校って規則もとても厳しいです。身なりもしっかりと校則に則っていないと実習や演習に参加させてもらえません。
「細かい規則に振り回されて行動が制限される」ことに日々ストレスを感じていました。
頭で理解していても納得出来ないことも多いので諦めも肝心です。
ギャップが大きいので慣れるまではとても苦労しました。。。。
でも社会人だからこそのメリットももちろんありました!
大人だからこそのメリット
社会経験が生きる
前の仕事の経験や身の回りの人の病気や介護、育児といったものは必ず生きてきます。
やはり紙の上だけの勉強よりも実体験が伴っていた方が解ることがありました。
また患者さんとのコミュニケーションの中でも敬語の使い方やトークスキルなど社会人経験が生きてくるなと思うことがありました。
ストレス発散がうまい
怒られることやキツく言われることが多いのですが、それを受け流すことができていました。
文句を言いたいことはたっくさんありましたが、切り替えやストレスとの付き合い方が上手な人が多かったです。
性格もあると思いますが、社会人は相当の覚悟を持って入学していますから、上手につきあうことが出来るようになっていました。
ゴタゴタに巻き込まれにくい
女子が集まれば、、、色々起こります。
友人関係だったり異性関係だったりと原因は様々ですが、勉強どころではない状態になっている人もいました。
その中で社会人組はゴタゴタに巻き込まれることは少なかったと思います。
相談を受けることはありましたが引き込まれるようなことはなかったです。そういった面ではお互いに境界線がひかれていたと思います。
まとめ
イメージ出来ましたでしょうか。
やはり若者とのギャップや学生生活への戸惑いはたくさんありました。
体力や記憶力はある程度覚悟していましたがそれでもキツイなと思うこともありました。
社会人から看護学生になってストレスを感じずにいられる方は少ないと思います。
しかし気付けば慣れてしまいましたよ。
不安が大きかった学生生活も2年生になる頃にはリズムがつかめて楽しくなっていました。
イライラすることも少なくなっていました。
郷に入っては郷に従え精神が大事だと思います。
自分がやってきたことや立場は全て捨てて謙虚さを忘れずにいきましょう!
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