社会人入試と言いますが、詳細は解りにくいですよね。
看護学校の社会人入試とは、高校を卒業した人や社会人経験者が受ける入試形態のことを指しています。
社会人入試とは一体どういったものなのか、メリットデメリットと合わせて説明をしていきます!
社会人入試の概要
「社会人」とは
「高校を3月に卒業し、その年の4月に入学する人」以外はここに入ります。
具体的には、大学に通っていた人・社会人として働いていた人・専門学校を卒業する人、主婦であるといった方が該当しますね。
学校によっては年齢制限があったり、社会人としての勤務期間〇年以上という条件がついたりします。
なぜ「社会人入試」あるのか
厚生労働省は2015年に「看護師養成所における社会人経験者の受け入れ準備・支援のための指針」を発表しました。
その中で社会人経験者について以下のように述べられています。
社会人経験者は、学歴や学んできた学問、学習能力、社会人経験、社会性、コミュニケーション能力、対人関係構築力、体力等のさまざまな側面で多様性があります。そういった多様な人材が、何かのきっかけで看護に関心を抱き、実際に看護師を志すことは、看護の人材不足を補うだけでなく、看護の将来性を拡大する可能性を秘めています。
看護師不足だし、社会人経験をしながら看護師を目指す人を積極的に受け入れていきましょう!と国も推進するようになったということでしょうね。
一般の大学の入試方法が多様化しているのと同じく看護師の世界でも入試の方法は多様化していくと考えられます。
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社会人入試を利用するメリット
受験科目が少ない
私は「国語+数学+面接」が試験科目でした。
これも学校によってかなり変わってきますが「小論文+面接」のみという学校もあります。
どちらかと言うと自己推薦といった受験形式に近いです!
受験科目が少ないのは単純にうれしいですよね。
仕事をしながら勉強するので、受験科目は少ない方がいいに決まっています!!!
社会人の仲間と出会える
同じ夢をもった仲間に受験の段階で出会えて情報交換をしたりしました。
最近は社会人から看護学生になる人は多いので、どこの学校でも数人はいるのではないかなと思いますが、現役生を好む学校もあると聞きます。
入学後も社会人仲間がいるというのはとても心強いですよ。
悩みを共有したり助け合う気持ちが強かったです。
早めに試験が終わる
一般入試より早い時期(秋頃)に試験が行われる事が多いです。
この時期に進路を決めておければ、春の入学までゆっくりと準備をすることが出来ます。
心の余裕が出来るので嬉しいですよね。
失敗しても一般入試で再度受験が出来る
社会人入試に落ちても一般入試で同じ学校にチャレンジすることができます。
どうしても行きたい学校であれば2度チャレンジできますね。
学校によっては数回受験のチャンスがあるところもありますので検討してみてくださいね。
また、一般受験でも面接が行われることが多いので、一度経験しておけば対策を立てやすくなります。
社会人入試を利用するデメリット
募集人数が少ない・倍率が高い
とにかく人気があります!!!!!
私が受験していた頃、倍率が20倍という学校もありました。
一般入試の倍率が3~5倍と言われていますので、かなりの狭き門です。
4~5人の募集に対して100人以上が受験することはザラだそうです。
社会人を経験して看護学校を受験する人は増加しているので、更に難しくなってしまう恐れがあります。
運も必要
受験科目が少ないことのデメリットとしては、面接・小論文の占める割合が増えてしまうことでしょう。
面接で緊張してしまった。とてもいじわるな面接官だった。小論文のお題が準備していないものだった。などといったことも想定されます。
一般科目をしっかり勉強して、確実に点数を稼いでいくことの方が対策しやすい側面もあります。
入学後の違いってあるの?
入学後は一般入試で入学した人との違いは一切ありません。
一緒に勉強することになります。
授業の時間が違ったり、クラスが違うといったことはありません。全て同じカリキュラムで進みます!
看護学校の社会人入試まとめ
受験科目が少ない分、倍率がとても高くなってしまう入試形態であるといえます。
私も一般入試をメインで考えて勉強をしていきました。
社会人入試でたまたま合格出来ましたが自信や手ごたえは全く感じられませんでした。。。
ですので、「社会人入試」だけに絞って勉強していくことはオススメできません!!!
一般入試を受験していくことを前提に勉強していき、社会人入試の受験をするのがいいですね。
面接などは一般入試の練習にもなるので、社会人入試で合格したらラッキー!という位のモチベーションがちょうどいいのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。
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